航行管制用閃光信号灯

航行管制用閃光信号灯
Signal Lights


“ゼニライト”の航行管制用閃光信号灯は、アクセス困難な場所の航行管制業務について、他の場所にある保安部から管制官が信号灯を操作・監視するために設計された装置です。

「航行管制用閃光信号灯」導入までの経緯

仙台塩釜港内の離島【馬放島】(図1)にありました塩釜信号所を宮城保安部内に移転し、港内管制業務を開始しました。 昭和38年から馬放島の塩釜信号所に管制官が常駐し、航行管制業務を行っていましたが、宮城保安部から管制官が遠隔操作で信号灯を操作・監視し、航行管制を行うようになりました。

航行管制用閃光信号灯の写真


航行管制用閃光信号灯の姿図

八戸信号所も塩釜信号所同様、八戸保安部内に移転し、八戸保安部内から管制官が遠隔操作で信号灯を操作・監視し、航行管制を行うようになりました。(八戸大橋上の下を航行する船舶に対し交通の安全を確保する。)
※保安部内からIT技術を駆使して、従来のものより光力がUPした信号灯を遠隔操作し、安全を確保しています。

航行管制用閃光信号灯の姿図 航行管制用閃光信号灯の姿図


信号灯 仕様
項 目  規格、性能等 
光源電球 シールドビーム電球 100V 300W/灯
中心光度:20,000Cd/灯 以上
水平ビーム:約40度
平均寿命:1500時間(連続定格)以上
前面ガラス 耐熱強化ガラス t=4mm以上
フィルター 耐熱強化赤色ガラス t=2mm
制御仕様
項 目  規格、性能等 
構 造 屋内自立据置型
出力信号 AC100Vの点滅信号方式とする。
1閃光:0.5秒
R:毎2秒に赤光1閃
W:毎2秒に白光1閃
RR:毎3秒に赤光2閃
RW:毎3秒に順次赤光1閃及び白光1閃
RRRWWW:毎6秒に順次赤光3閃及び白光3閃
夜間減光 日光弁回路による自動又は手動により、昼間光力の約30%に減光。
操作監視部 手動による操作及び動作表示
・出力信号の切替動作
・全電球消灯操作
遠隔制御接続部 デジタル(DI・DO)・アナログ(AO)インターフェースに対応する接続部は、下記のいずれかで接続し通信機能を有する。
・フォトカプラ入力:DC24V、約4mA プラスコモン
・接点出力:DC24V、2A
・RS232C(コネクタD-sub9P)イーサネット