平成20年4月 信号所の無人化、信号灯の老朽換装
第二管区海上保安本部へ'航行管制用閃光信号灯'を納入、宮城、八戸保安部が交通管制を開始する。
「航行管制用閃光信号灯」導入までの経緯
(1)仙台塩釜港内の離島【馬放島】(図1)にありました塩釜信号所を宮城保安部内に移転し、港内管制業務を開始しました。 昭和38年から馬放島の塩釜信号所に管制官が常駐し、航行管制業務を行っていましたが、宮城保安部から管制官が遠隔操作で信号灯を操作・監視し、航行管制を行うようになりました。
(2)八戸信号所も塩釜信号所同様、八戸保安部内に移転し、八戸保安部内から管制官が遠隔操作で信号灯を操作・監視し、航行管制を行うようになりました。
(八戸大橋上の下を航行する船舶に対し交通の安全を確保する。)
※保安部内からIT技術を駆使して、従来のものより光力がUPした信号灯を遠隔操作し、安全を確保しています。
(3)信号灯システム(宮城、八戸海上保安部に納入)
品名 | 内訳 | 数量 |
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航行管制用 閃光信号灯 |
2式 | |
指向性灯器(4灯式:赤4灯) 指向性灯器(4灯式:赤白各2灯) 指向性灯器(2灯式:赤2灯) 指向性灯器(2灯式:白2灯) 信号灯制御盤 |
2個 2個 1個 2個 2台 |

※仕様(信号灯)
項目 | 規格、性能等 |
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光源電球 | シールドビーム電球 100V300W/灯 中心光度:20,000Cd/灯 以上 水平ビーム:約40度 平均寿命:1500時間(連続定格)以上 |
前面ガラス | 耐熱強化ガラス t=4mm以上 |
フィルター | 耐熱強化赤色ガラス t=2mm |

※仕様(制御盤)
項目 | 規格、性能等 |
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構造 | 屋内自立据置型 |
出力信号 | AC100Vの点滅信号方式とする。 1閃光:0.5秒 R:毎2秒に赤光1閃 W:毎2秒に白光1閃 RR:毎3秒に赤光2閃 RW:毎3秒に順次赤光1閃及び白光1閃 RRRWWW:毎6秒に順次赤光3閃及び白光3閃 |
夜間減光 | 日光弁回路による自動又は手動により、昼間光力の約30%に減光。 |
操作監視部 | 手動による操作及び動作表示 ・出力信号の切替動作 ・全電球消灯操作 |
遠隔制御接続部 | デジタル(DI・DO)・アナログ(AO)インターフェースに対応する接続部は、下記のいずれかで接続し通信機能を有する。 ・フォトカプラ入力:DC24V、約4mA プラスコモン ・接点出力:DC24V、2A ・RS232C(コネクタD-sub9P)イーサネット |